皆様、こんにちは。特注什器の現場から、什器たろうでございます。
今回は、普段の工場製作のレポートとは少し趣向を変え、「既存カウンターの現場改造」という稀な事例をご紹介いたします。
1. オペレーション変更に伴う、カウンター改造のご相談
店舗やクリニックでは、年月が経つにつれて受付のオペレーションや導入機器が変わることがあります。


今回は、お客様の新しい受付オペレーションの変更に伴い、既存のカウンターをそのまま活かしつつ、天板の一部を切り下げて形状を変更したいというご要望でした。丸ごと作り直すのではなく、今あるものを現場で「手術」するような作業となります。
2. 成功の鍵を握る「事前の現調と材料手配」
現場での改造作業は、失敗が許されません。そのため、いきなり現場に入ってノコギリを入れるようなことは決してありません。
すべてを決定づけるのは、事前の「現調(現地調査)」です。
既存カウンターの正確な寸法を測るだけでなく、既存の表面材(メラミンなど)と全く同じ、あるいは違和感のない色柄の品番を特定し、内部の心材の構造まで予測します。そして、改造に必要な表面材や新しい心材を事前に自社工場で調達・加工し、完璧な準備を整えてから現場へ向かいます。
3. 職人による現場での解体と再構築
営業への影響を最小限に抑えるため、周辺をしっかりと養生し、手際よく作業を進めていきます。

図面通りに作られた新品を納めるのとは違い、現場での加工は「開けてみないと分からない」想定外の事態が起こることもあります。既存の芯材の位置を確認しながら慎重にカットを進め、事前に調達しておいた新しい心材と表面材を使って、切り欠いた部分を美しく塞いでいきます。職人の現場対応力と精度の高い手仕事が求められる瞬間です。
4. 新たな機能を与えられたカウンター
数時間の緻密な作業を経て、現場での改造が完了いたしました。

後から現場でノコギリを入れて改造したとは思えないほど、切り口も美しく納まっています。これにより、お客様の新しい受付・会計オペレーションがスムーズに行えるようになりました。
什器たろうのまとめ
既存什器の現場改造は、事前の綿密な調査と材料手配、そして何より職人の高い現場対応力があって初めて成り立つ、非常に難易度の高いミッションです。
空間に合わせた最適な什器のあり方について、お悩みのことがございましたらコレカまでご相談ください。
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