こんにちは。什器タロウです。 今回は、商業施設向けの特注什器製作の事例をご紹介します。完成品は一見すると美しい木製の什器に見えますが、実は中身は「スチール(鉄)」でできているんです。
なぜ木製ではなくスチール製なのか?
商業施設や駅ビルなどの公共性の高い場所では、厳格な「不燃基準(消防法などの内装制限)」が設けられているケースが多々あります。
当初、お客様からは「木製仕様」で什器製作のご相談をいただいておりましたが、設置場所の条件をヒアリングしたところ、不燃認定が必要なエリアであることが判明しました。
そのままの木工仕様では基準を満たせず設置ができないため、コレカからはベースをスチール板金で製作し、表面に木目調の化粧シートを貼付する「スチールベース+シート仕上げ」のハイブリッド仕様をご提案させていただきました。
1. スチール什器の製作と白色塗装
まずは協力工場にて、スチール薄板を使った板金加工を行います。スチール製であっても、木製什器と変わらないシャープなディテールを追求しました。棚受け(ガチャ柱)用のスリットなど、細かな仕様も精密に作り込んでいます。

さらに、シートの密着性を高め、エッジ部分などで万が一下地が見えた際にも違和感が出ないよう、全体に白色の塗装を施して下地をきれいに整えています。
2. 職人による「アイカオルティノ」シート貼り施工
塗装が完了したベース什器を自社の倉庫に搬入し、シート貼りの専門職人さんに来ていただき作業を行いました。

今回使用したのは、リアルな木目と高い耐久性・不燃性を誇る「アイカ工業製 オルティノ(Altyno)」シートです。職人さんが寸法を精密に測り出し、空気が入らないよう丁寧に一枚ずつ貼り込んでいきます。金属の無機質な質感が、職人の手によって温かみのある木目調へと生まれ変わる瞬間です。
3. 完成・出荷へ
シート施工が完了した什器がこちらです。


近くで見ても、本物の木材で作られたかのような自然な仕上がりになりました。木目の流れも美しく揃っており、商業施設にふさわしい高級感があります。ベースがスチールのため、強度と耐久性も抜群です。

最後は厳重に梱包を行い、輸送中にキズがつかないよう細心の注意を払って納品先へと出荷されました。
まとめ
- 「木製のデザインにしたいが、消防検査で引っかかってしまう…」
- 「強度と意匠性の両立に悩んでいる…」
そんな時は、今回のような「スチール板金 × 不燃化粧シート」の組み合わせが非常に有効です。法規をクリアしつつ、デザインの妥協も必要ありません。
コレカでは、お客様の「必要な台数」「設置環境」「ご予算」などをしっかりとヒアリングした上で、最適な素材と製法をご提案いたします。店舗什器の製作でお困りの際は、ぜひお気軽にコレカまでご相談ください!
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