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惣菜什器にスライドレールを採用した話

2026.05.01
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スーパーマーケット用のお惣菜を並べるカウンターを製作しました。
今回のご要望は、「目玉となる惣菜をしっかり見せて陳列したい」というもの。
そこで、ストッパー付きのスライド棚を採用しました。

このスライド棚にはロック機構が備わっており、カートや人が当たっても不用意に動かない設計となっています。
商品が落下するリスクを防ぎ、安全性にも配慮しています。
また、商品がなくなった際には棚をスムーズに収納できるため、売場の運用面でも利便性の高い仕様となっています。

さらに、スライド棚の下部と並びのスペースには、パック在庫や備品を収納できる引出収納を設けました。
引出しは手掛かり式で、シンプルかつ扱いやすいデザインです。
この什器では、用途に応じて2種類のスライドレールを使い分けています。

スライドレールの基本種類について

●2段引きレール

引出しが本体から約2/3程度までしか出てこないタイプです。
構造がシンプルでコストを抑えられますが、奥の物がやや取り出しにくいという特徴があります。



●3段引きレール

引出しが最後までしっかり引き出せるタイプです。
奥の収納物も取り出しやすく、現在では標準的に採用されるケースが増えています。



●ローラータイプ

引出しを持ち上げることで取り外しができる構造です。
簡易的な家具では使われることがありますが、店舗什器では使用頻度は低めです。



機能性を高めるスライドレール

スライドレールには、さらに利便性を高める機能付きのものもあります。

●ソフトクローズレール
軽く押すだけで自動的に最後まで閉まり、閉まる直前にブレーキがかかるため静かに動作します。
アンダーマウント型でスライドレールが見えないタイプと、3段引きにソフトクロージング機構がついているタイプがあります。
どちらも通常よりもコストが高く、引き出し時にやや力が必要です。



●プッシュオープンレール
前板を押すことで引出しが飛び出す仕組みです。
取手が不要でデザインがすっきりし、手がふさがっている場面でも使いやすいのが特徴です。
一方で、意図せず開いてしまう可能性があるため、使用箇所には注意が必要です。


今回採用したレールと設計のポイント

今回の惣菜什器では、用途に応じてレールを選定しています。

スライド棚には、引き出し切った状態で固定される「ロック機構付きレール」を採用しました。
解除は手元のレバー操作で行うタイプとし、安全性と操作性のバランスを考慮しています。

一方、在庫収納用の引出しには、使い勝手とコストのバランスに優れた「3段引きレール」を使用しています。

スライドレールは、単に引き出すための部品ではなく、
・安全性
・操作性
・耐荷重
・デザイン性
といった様々な要素を踏まえて選定する必要があります。

特に店舗什器では、実際の使用シーンを想定した設計が重要です。


まとめ

今回の事例では、惣菜什器の使い勝手と安全性を高めるために、スライドレールの特性を活かした設計を行いました。

スライドレールは非常に多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
什器の用途や設置環境に応じて最適な金物を選定することが、使いやすく長く使える什器づくりにつながります。

コレカ株式会社では、用途に応じた最適な仕様をご提案し、実用性とデザイン性を両立した什器製作を行っております。
什器製作に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


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