デザイン性と機能性を両立した、特注のL型カウンター
今回製作したのは、コスメショップの特注レジカウンターです。
清潔感のあるホワイト×アクセントのグレーの木目を基調に、サンメント(モールディング材)をあしらい、モダンで上品な印象に仕上げています。
デザイン会社様の設計意図を忠実に再現するため、色味のトーンや装飾ラインの納まりなど細部の見え方にまでこだわりました。
作業効率を考慮した構造設計
レジ周りはどうしても物が多くなりがちなエリア。
そこで、カウンターの一部をやや高く設定し、自然な目隠し効果を持たせています。
内側はスタッフの動線や作業効率を重視し、引き出しと可動棚を組み合わせた収納構成に。
奥行にも十分な余裕を持たせ、パソコン操作や商品管理がスムーズに行えるよう配慮しています。
デッドスペースを生かすコーナーデザイン
L型カウンター特有の“角のデッドスペース”を解消するため、コーナー部分は台形に設計されていました。
このスペースには、POSレジやモデムなどの機器類、配線をまとめて収納できるようになっており、機能性とデザイン性のいいとこどりをしています。
その分、製作精度が求められる職人の腕の見せ所のデザインです。
見え方と動線のバランス
ショップ入口側にはウエスタン扉を設置し、来店客からの見え方に配慮しています。
一方で、店内側はあえて扉を設けず、スタッフがすぐにお客様へ対応できるようにしています。
全体の仕上がりと動線計画どちらも大切にした設計です。




