
こんにちは、什器たろうです。
今回は、スポーツシューズの魅力を引き立てるために製作した、
特注ウレタンディスプレイをご紹介します。
デザイン・素材はすべてお客様から指定いただいた内容に基づいています。
■ W1800×D600×H700のウレタンブロックが到着

工場へ届いたのはクラフト紙で大きく包まれた荷姿。
開梱すると、W1800×D600×H700の巨大なウレタンフォームが姿を現しました。
シンプルな見た目ではありますが、すでに主要な造形加工が施されており、
ここからディスプレイとしての最終調整と設置工程に進んでいきます。
■ 楕円形状はウレタンフォーム会社によるワイヤーカット加工済み

今回のディスプレイの特徴となる楕円形状のくり抜きは、
ウレタンフォーム会社にて ワイヤーカット加工された状態で納品されました。
スポーツシューズのソール形状をイメージしたデザインであり、
ワイヤーカットならではの滑らかな曲線と精度が活かされています。
■ ラッシングベルトで“沈み込みと反発”のイメージを演出

設置時には、ウレタンディスプレイ全体を
ラッシングベルトでテンション固定しています。
これは単なる固定ではなく、
スポーツシューズの持つ「沈み込む柔らかさ」と「反発力」を視覚的に表現するための手法です。
ベルトによりわずかに形状が締まり、
素材の弾性がディスプレイ全体の表情として現れます。
■ ウレタン表面の質感が空間に馴染む仕上がりに

ウレタンフォームは光の当たり方で陰影が変化し、
柔らかな質感が空間に自然に馴染む素材です。
今回のディスプレイは、造形のシンプルさと素材特性が調和し、
スポーツシューズを立体的に際立たせる展示効果を発揮しています。
■ 製作ポイントまとめ
- デザイン・素材はすべてお客様指定
- ワイヤーカット加工はウレタンフォーム会社にて施工済み
- ウレタンフォーム(W1800×D600×H700)を使用
- ラッシングベルトで“反発力”の演出
- シューズのコンセプトを空間で体現するディスプレイ構造
■ デザイン持ち込み案件にも柔軟に対応しています
お客様がすでにデザインや構造イメージをお持ちの場合でも、
素材特性・加工方法・施工条件を踏まえ、
最適な仕上がりに導く形で対応することが可能です。
特殊素材の什器製作についてもお気軽にご相談ください。
この記事の関連トピックス


